国際研究交流部では、UNESCOから2015年に出された『Rethinking Education:
Toward Global Common Good?』 を翻訳し,教員養成・教師教育の諸課題を検討
する上でのリファレンスとなる書籍を刊行するプロジェクトを2019年1月に活動
を開始し、全国から30名強のプロジェクト参加者を交えて、これまで5回の全体
研究会を重ねてきました。“well-being”を基本軸に議論の枠組みを確認し、“
Inclusiveness”“Diversity”を手掛かりにして、その理念の理解と深化、共有、
ならびに、日本の教育における現状とその課題を議論してきました。
これまでの議論の通過点として、8月5日から東京で開催されるWERA(世界教育
学会)でミニ・シンポジウムを開催いたします。社会正義,公正,人権と個人の
尊厳を重視する社会を具体化するための教育のあり方とはどのようなものか、グ
ローバルに変化する世界で広がる不寛容や格差の拡大に応答する教育のあり方と
はどのようなものか。日本の教師教育シーンへの導入と展開を見据え、国内外か
らの参会者を交えた議論が期待されます。
本学会会員の皆様のご参会を歓迎いたします。
(*WERAへの参加: https://wera-tokyo.com/)
■ミニ・シンポジウムの概要■
日本教師教育学会・国際研究交流部企画
<ミニ・シンポジウム @ World Education Research Association 2019:Focal
Meeting in Tokyo,2019/8/5~8/8>
【日時】
8月7日(水) 9:00~10:30(90min.)
*8月6日から8日のうちの中日、7日午前が本シンポの開催日時です
【会場】 学習院大学 Central Building 404
【タイトル】
【SY14】 Missing Rhetoric of Education in Japan: Dialogue on
Rethinking Education and Teacher Education of Japan
【進行(Chairs)】
矢野博之(国際研究交流部担当理事/大妻女子大学),森
久佳(大阪市立大学)
【指定等論者(Discussant)】
矢野博之(同上)
1)Persistence of Utilitarian Ideology in Japan: Call for a New
Paradigm
香川奈緒美(島根大学)
2)Rhetoric and Practice of Inclusiveness in Japan’s Teacher Education
荒巻恵子(帝京大学教職大学院)
3)Reinstating the Diversity as a Medium for Rethinking Education and
Teacher Education in Japan
金井香里(武蔵大学)