一般公開シンポジウム
「『令和の日本型学校教育』と教師」のご案内
中教審の「『令和の日本型学校教育』を担う新たな教師の学びの姿の実現に向けて(審議まとめ)」は、
包括的な教員研修改革の提言となっています。そこで、本学会では、
わが国における教員の研修と学びのあるべき姿を考えるために、公開シンポジウムを開催します。
【開催日時】2022年(令和4年) 3月13日(日) 15時00分~18時00分
【シンポジスト】
1. 安藤知子(上越教育大学)
「システム化された研修を運用/活用する<人の意識の問題>をどう考えたら良いか」
2. 久保富三夫(元 立命館大学)
「『審議まとめ』等にみる『新たな教師の学びの姿』について考えること~教特法研修条項再生の視点から~ 」
3. 荒瀬克己(教職員支援機構)
「教師の学びを取り戻す『研修』に向けて」
司会:牛渡淳(仙台白百合女子大学)・浅井幸子 (東京大学)
指定討論:岩田康之(東京学芸大学)
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ZOOMにてオンラインで開催されます。
【趣旨文】
2021年11月15日、中央教育審議会の特別部会は、
「「令和の日本型学校教育」を担う新たな教師の学びの姿の実現に向けて」(審議まとめ)を了承した。
この「審議まとめ」は、教員免許更新制の廃止と同時に、それに代わるシステムだけではなく、
新たに「教員の学びのシステム全体」を作り直そうとする包括的な教員研修改革であることが特徴的であり、
教員の研修履歴を管理する仕組みの構築、教職員支援機構による研修コンテンツの利用、
「期待する水準の研修を受けていない教師には
職務命令による研修の受講や職務命令に従わない場合には…人事上の措置を講ずる」等の案が盛られている。
しかし、ここからは、教員が、自らのニーズに基づいて、
自主的かつ共同で多様な学びを保障されるべき研修制度本来の姿を見出すことは難しい。
そこで、日本教師教育学会は、この審議まとめについての緊急シンポジウムを開催することにした。
この提言を我々はどのように受け止めたらよいのか、様々な知見を集めながら、
今後のわが国における教員の研修と学びのあるべき姿を考えてみたい。