第10回論文作成支援セミナーの開催について
日本教師教育学会若手研究者育成支援部
【日時】
2026年6月14日(日)10時〜12時(オンライン開催)
【特別企画】
教職大学院における教育実践研究の基礎を学ぶ
―実務家教員の研究力向上支援セミナー
【企画趣旨】
1990年代以降,世界の教師教育研究は「教師教育者」へと関心を広げ,研究・実践・政策のあらゆる場面で彼らの役割を重視するようになりました。我が国では,その象徴的存在のひとつが教職大学院の実務家教員です。一方,実務家教員を対象とした先行研究によると,知見の報告や論文化,および研究の協働性の確保に困難を抱えている実態が明らかになっています。
今回の特別企画では,木原俊行会員(四天王寺大学)を話題提供者にお迎えします。木原会員は「教職大学院の実務家教員が教育実践研究の方法論を学ぶためのWebコンテンツの開発」という共同研究に取り組まれています。実務家教員が自らの実践を点検・評価するルーブリック,19本の解説動画,専門用語解説等から成るコンテンツについて,その概要と有効性等を,昨秋の日本教師教育学会第35回大会で報告されました。
今回のセミナーでは,このコンテンツに学びつつ,実務家教員が自らの実践を研究的に捉え,「教師教育者」に求められる基礎的な研究力を向上させ,院生の論文作成や実践報告書の作成指導に資する具体的な方法論を共有します。また,実務家教員と研究者教員や若手研究者との対話を通じ,学校現場と学術研究とを架橋する教育実践研究の在り方を共に探究したいと思います。
【受講対象(会員限定)】
・教職大学院を担当している実務家教員
・教職大学院の研究者教員,および研究歴の浅い若手研究者
・学校現場と関わり,教育実践研究を志す研究者・院生
・論文執筆や,院生の論文等の作成に係って指導の手掛かりを得たい方
・学校現場で教育実習を受け入れている先生方
など
【プログラム:120分】(「・・・」以降は進行担当を示す)
①開会挨拶・主旨説明(10:00-10:10)・・・若手部会
②話題提供(10:10-11:00)・・・木原俊行会員
・実務家教員が直面する「教育・研究の困難点」の共有
・「実践報告」を「実践研究」へ昇華させる「ルーブリック」の活用法
・教育実践研究の方法論を学ぶWebコンテンツの紹介
・「実務家教員の困難」から学ぶ
③休憩(11:00-11:10)
④参加者による討議・ワークショップ(11:10~11:50)・・・若手部会
・「ルーブリック」を用いた,各自の研究計画等の自己点検
・実務家教員と研究者教員による,論文等指導における共創の在り方
⑤総括・閉会挨拶(11:50~12:00)・・・若手部会
【本セミナーによって期待される効果】
・ルーブリックの活用により教育実践研究を計画・評価する視点が明確になる
・実践報告を「実践研究」へ繋げる基礎的な研究力への手掛かりが得られる
・解説動画等のWebコンテンツを自習ツールとして活用する習慣が形成される
・実務家教員が「教師教育者」としてのアイデンティティを確立する契機となる
・教育実践研究の質的向上に向かう実務家・研究者・若手教員のコミュニティができる






