課題研究2:教師教育学の研究アプローチを問う
■第2回公開研究会
■日時:2025年3月30日(日) 13時〜15時(オンライン、学会員限定)
<企画趣旨>
教師教育学は研究アプローチの多様性を特徴としています。本課題研究は、この特徴にあらためて焦点を当て、研究アプローチという観点から教師教育学の学術的な基盤を確認することを通して、今後の研究を展望し、さらなる研究の活性化をめざしています。
本課題研究ではこれまで「私と教師教育学」というテーマを設定し、専門分野を異にする研究者が相互に各自の論文を取り上げて当該研究に特徴的な研究手法や教師教育学に対する独自の意義を紹介して「マルチディシプリン」という本学会の特徴を明らかにするとともに、意見交換を通じて、教師教育学の学術的な基盤を確認することを目指してきました。
今回の第2回公開研究会では、これまでの活動をふまえて、研究(者)的実践者が考える教師教育学に焦点を当て、教師にとっての教師研究・教師教育学とそのアプローチについて検討することを目的としました。そこで、高校の現職教師であり、大学院生であり、教職課程を担当する大学教員でもある金井達亮会員に、「私と教師教育学」というテーマで話題提供いただき、それをもとに協議を深めてまいります。
当日は、金井会員から、高校教師としての授業づくり・学校づくりの歩み、大学院に進学後の教師研究、さらには教員養成の経験をご紹介いただき、その話題提供をふまえて、参加者の皆さんとともに、教師教育の研究と知について再考し、教師教育学だからこその研究アプローチを拡張していく契機としたいと思います。
<話題提供>
「私と教師教育学―教師、研究者、大学教員として」
金井達亮会員(かえつ有明中・高等学校教諭、武蔵大学人文学部非常勤講師)
略歴:東京大学大学院教育学研究科博士後期課程単位取得満期退学 情報経営イノベーション専門職大学特任教員
<進行>
司会 木原俊行会員
オープニング(5分)鹿毛雅治会員
講師紹介と趣旨説明(5分) 羽野ゆつ子会員
話題提供(60分) 金井達亮会員
参加者相互による意見交換・コメント(45分)
まとめ(5分)木原俊行会員
Zoom情報は会員ページをご覧ください。
エリオット・W・アイスナー 著、池田 吏志・小松 佳代子 訳『啓発された眼』の読み合わせ
【主催】
課題研究Ⅰ(実践研究)部会
【タイトル】
エリオット・W・アイスナー 著、池田 吏志・小松 佳代子 訳『啓発された眼』の読み合わせ
【日時】
5月31日(土)AM 10:00-11:30
【登壇者】
南浦涼介(広島大学)、八田幸恵(大阪教育大学)、池田吏志(広島大学)、渡辺貴裕(東京学芸大学)
【趣旨】
質的研究、そしてアートベース・リサーチの古典的著作といえる、エリオット・W・アイスナー 著、池田 吏志・小松 佳代子 訳『啓発された眼』(新曜社、2024年)。これを、教育の(あるいは教師教育の)実践研究を考えるうえでどう読むか。訳者の一員でもある池田氏に登壇いただき、部会メンバーと共に話し合います。
視聴は基本的にカメラオフ・マイクミュートで行っていただきます。質問や感想はチャットの書き込みにて受け付けます(あるいは直接のご発言でも)。
対象書籍を読まれたうえでの視聴を推奨しますが、本の紹介を兼ねた企画なので、未読であっても問題ありません。
【申し込み】
会員:事前申込不要
非会員:申込フォーム 後日掲載いたします