The Japanese Society for the Study on Teacher Education

第10回研究大会報告 実行委員長 挨拶

(学会ニュース第20号掲載)

日本教師教育学会第10回研究大会
大会委員長 挨拶
第10回研究大会を終えて

大会実行委員会委員長
川 口 彰 義 (愛知県立大学)

愛知県立大学を会場として開催されました第10回日本教師教育学会研究大会は、おかげをもちまして150余名の会員他の参加を得まして成功裡に終了いたしました。これもひとえに皆様方のお力添えの賜と感謝いたしております。この度の大会では、とりわけ開催地である長久手町の小中学校長会及び同PTA連絡協議会のご協力と愛知県教育委員会、名古屋市教育委員会及び長久手町教育委員会のご後援を得まして開催いたしました公開シンポジウム「教師教育の課題」には、教師教育に関わる多彩なシンポジストをお迎えすることができ、また会場には会員のほか、多数の地域住民の方々の参加を得まして、子どもの教育が難しさを増すとみられるこれからの時代における教師養成の制度、その実践、採用及び研修など教師教育について多様な視点から問題提起いただきました。これを契機として、真に優れた教師教育の在り方が究明されていくことを願っております。(なお、この企画は愛知県の地域振興補助事業の指定を得て実施いたしました。)

また、第1日目に開催の自由研究発表においては、総計25件の発表があり、第2日目には、3つのテーマで課題研究発表と熱心な討論が行われる一方、終日学生諸君を対象としたインターカレッジセミナー(インカレゼミ)が金沢から小学校の先生を講師にお迎えして開かれ、将来教育者を目指す学生諸君に深い感銘を与えました。なお、これら両日にわたる学会大会は、大幸財団より補助を得て運営されました。

この大会の成功は、いちいちお名前を上げることはいたしませんが、何よりも両日にわたり研究発表された会員やシンポジウムの提案・指定討論、セミナー講師をお引き受けいただいた会員及びゲストの皆様、さらにそれぞれの司会進行を担当された会員の方々、討議に加わられた参加者の皆様のご努力の賜と感謝いたしております。また、運営補助金を交付された大幸財団及び愛知県並びに申請手続きに当たりご助力いただいた県職員の方々、長久手町の職員の方々には大変お世話になりました。さらに愛知県立大学は学会活動に理解を示し、会場等は無償で提供されたことを記しておきたいと思います。

私ども実行委員会は、本年1月に愛知県立大学の会員を中心に組織され、この地方の理事及び会員の有志の方々の物心両面にわたる支援のもとで、ほぼ10ヶ月にわたり精一杯大会準備に取り組んで参りました。しかし例年の大会に比し都心から離れた環境条件のもとで、しかも十分行き届かなかった点が多々あり、参加いただいた会員にはご不便をおかけしたのではないかと心配いたします。この点お許し下さい。

なお、今後本学会が教師教育に関して単に国の政策やこれに従って養成を行う大学等のレベルに止まらず、日々教師が子どもと親に向き合いまた同僚教師の批判励ましの中で自らの責任を自覚し、育っていく上で地域への着目が一層重要であるとすれば、本大会に続いて全国いずれの地域でも大会開催が可能であることを要します。そのためにも大会運営のしっかりした予算の裏付けが得られるような措置こそ急務であると感じました。

最後に、新世紀のはじめに開かれる研究大会(東京学芸大学)の成功を祈念いたします。


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