The Japanese Society for the Study on Teacher Education

特集論文投稿

年報編集委員長より

『日本教師教育学会年報』への投稿について

(2013年9月15日 第23回総会改正)

(2022年9月16日 第81回理事会一部改正)

日本教師教育学会 年報編集委員会

  • 日本教師教育学会年報編集委員会では、毎号の『年報』の編集にあたって、会員のみなさまからの投稿を募り、審査の上で掲載を行っております。編集規程および投稿要領等もあわせてご覧の上、ふるってご投稿ください。
  • 投稿にあたっては、会員であり、なおかつ投稿時点においての会費を完納していることが必要です。投稿者、共著者ともに会員資格・会費納入に関してのお問い合わせは学会事務局宛にお願いいたします。

電子投稿システムを導入しました。

年報第32号(2023年9月発刊予定)から、電子投稿システムを導入しています。

第33号(2024年9月発刊予定)への自由投稿は、2024年1月15日までに受け付けます。

※自由投稿論文、特集投稿論文の投稿は締切いたしました。

会員情報管理システムにログインしていただき、投稿時点において、会費を完納している方のみ
「論文投稿」というボタンが表示されます。そこから論文投稿が出来ます。

アップロードできるファイルはPDF形式のみです
Word用(docファイル)や一太郎用(jtdファイル)のテンプレートを
PDF形式に変換してアップロードしていただく必要があります。

詳しい投稿方法につきましては「論文投稿マニュアル」をご確認ください。

 

※編集委員会では、年報の販売に関するお問い合わせには応じておりません。バックナンバーのご注文等については、学会事務局宛にお願いいたします。

バックナンバーのご注文

※年報編集委員・幹事一覧はこちらのページへ。

年報第33号「特集」への投稿論文の募集について

投稿締切日は5月31日(金曜日)です。

※特集投稿論文の投稿は締切いたしました。

分量、書式等は、自由投稿の場合と同様です。また、自由投稿の場合に準じて審査を行います。多くの投稿を期待しています。

『年報』第33号:特集テーマ「教師像」を再考する:教師像と教師のアイデンティティ

教師の資質能力の確保と向上の議論の多くは、能力形成の対象として教師に働きかけることに焦点をあててきました。しかしながら、教師は育成や研修による外からの働きかけの対象にとどまらず、教育実践や社会との関わりを通じて、自らのあり方や役割を再考し、その職業的アイデンティティを能動的に構築する専門職の主体でもあります。しかし、教師がその職業的アイデンティティは、教師をめぐる近年の制度的、社会的、文化的な環境変化を背景にして、その形成のあり方や条件に変化が生じています。このため、育成や研修の受益者として教師を対象化する視点を再考し、実践や政策の環境変化のなかで、教師が自らのあり方や役割をどう認識し、その職業的アイデンティティを構築しているのか、そして教師をめぐる政策や施策と教師の職業的アイデンティティとの力学に焦点をあてる議論が求められます。

20世紀末からの教育改革の議論では、改革を実効化する教師に高い資質能力を求める教員政策に多くの関心が集まりました。文部科学省や中央教育審議会の議論では、教師のあり方や役割を「教師像」という言葉で表され、この言葉は関連する政策文書や教員採用試験の要項、教員育成指標でも使用され、学会や大学の紀要などの研究の議論でも用いられています。

「教師像」という言葉そのものは新しくはありません。それ以前にも用いられてきた教師観や教職観という言葉に代わって、近年の教育政策と教師教育研究の議論への浸透がみられます。「観」には、特定の対象や事象への見方や考え方を指して、客観的な観察に基づいて認識される特性や性質という意味があります。対照的に「像」は、特定の対象や事象に与える主観的なイメージや形象を意味しています。教師観から教師像への言葉の変化は、客観的な観察から導かれる教師とそのあり方の議論から、主観的なイメージや形象に示される観念的な教師とそのあり方の議論に、教員政策と教師教育のディスコースが変化している可能性を示唆しています。

教育環境の多様化と複雑化は、教師に期待される役割をも多様で複雑にしてきました。教育環境の変化は、学校教育の現場で変化に応答する教師に期待する「教師像」を示すことへの関心を支え、「望ましい教師像」とその具体化を図る施策の議論を活発にしてきました。しかし、その一方で、外部から示される「教師像」と「教師観」とが、個々の教師のアイデンティティ形成にどう影響し、教職の職業的なアイデンティティをどう再定義してきたのかの探究に向かう視点は、必ずしも十分ではありませんでした。

教師像をめぐる関心と議論は重要ですが、それが教師自身のアイデンティティ形成にどう影響を与えてきたのか、さらには教師観が教師像にどのような影響を与えているのかを探究する必要があります。教育の専門家としての教師像をめぐる認識のあり方を再考し、教師とそのあり方の構築に能動的に参画する主体である教師のアイデンティティとその形成の基盤を改めて探究することを通じて、教師及び教育の専門家に視座を置く教師教育研究のディスコースを再認識するとともに、その可能性を検討したい。

 

1) 執筆にあたっての注意

執筆にあたっては、年報に記載している『日本教師教育学会年報投稿要領』引用ガイドラインを熟読してください。
以下の点については、特に十分気を付けてください。

  1. 執筆にあたっては、本学会のHPからの年報原稿執筆フォーマット(一太郎ファイルあるいはワードファイル)をダウンロードして使用することを原則とします(手書き原稿は受理しません)。
    なお、これらのファイルは、2022年12月17日に改定しました。必ず、改定版をお使いください。(ファイル名’JSSTE202212’が改訂版です。)

  2.  

    jtd.gif 一太郎用(jtdファイル)  icn_word_logo.gif  Word用(docファイル)

  3. 電子投稿システムでは、アップロードできるファイルはPDF形式のみです。
    Word用(docファイル)や、一太郎用(jtdファイル)ファイルを
    PDF形式に変換してアップロードしていただく必要があります。

  4. 審査にあたっては、執筆者匿名の原則を貫いていますので、投稿原稿には、執筆者名、所属機関名は記載しないでください。また、論文中に、執筆者が特定されるような記述、注などないよう、ご注意ください。
    なお、上記フォーマットは、「<研究論文・実践研究論文>」用ですが、「研究・実践ノート」の場合もこれらを用いて、5頁以内で執筆ください。

  5. 投稿にあたっては、投稿原稿の他に、次の内容の入力が必要になります。

    (1)投稿ジャンル、題目、氏名、所属、連絡先(住所、電話(+fax)、E-mailアドレス)
    (2)英文タイトル、英文摘要(300語前後)、英語キーワード(5項目以内)
    (3) (2)の邦訳

 

2)投稿にあたっての注意

「投稿要領」の規定を満たしていない場合には、原稿が受理されないこともあります。  最近、書類に不備のある投稿がみられることがあります。ご投稿にあたっての会員皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。

3)審査

  • 6月中旬に査読審査を行い、判定する予定です。
    必要に応じて2次審査を行いますが、特集論文の場合は、原則として再査読の機会を設けず、
    1回の審査での判定を原則としています(スケジュールの関係です)。刊行は9月です。

  • その他のお問い合わせは、下記の年報編集委員長まで直接お寄せください。みなさまの研究・実践成果のご投稿をお待ちしております。

  日本教師教育学会年報編集委員会
  E-mail:journal@jsste.jp


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【郵便口座】
郵便口座加入者名:日本教師教育学会
記号番号:00140ー7ー557708

【ゆうちょ銀行口座】
機関コード9900 〇一九店(店番号019)
当座預金 口座番号 0557708


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